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M&Aにおいて秘密保持契約書(NDA)を締結するメリットとは

MAは会社にとって大きな取引となるため、情報漏洩などの注意が必要になります。

情報漏洩などのリスク回避のためにも秘密保持契約の締結を検討する方もいるかもしれません。

今回は、M&Aにおいて秘密保持契約書(NDA)を締結するメリットについて解説していきたいと思います。

秘密情報の漏洩防止が期待できる

秘密保持契約書を結ぶことで、重要な秘密情報の保護を相手方に求めることができるため、秘密情報の漏洩防止が期待できます。

M&Aの意思決定を行うためには、会社の重要な経営情報をやり取りする必要があります。

仮に第三者などに秘密情報が漏洩してしまった場合には、会社は大きな痛手を受けてしまう可能性があります。

秘密保持契約書を結ぶことで、情報の取り扱い方が明確となり、第三者に漏れるリスクを減らすことができる可能性が高まります。

情報漏洩した場合の対応の明確化ができる

万が一秘密情報が漏洩した場合、損害を受けた会社は、情報漏洩させた側に対して責任追及していくことになりますので、秘密保持契約書を結ぶことで、その際の対応について明確化することができます。

損害賠償条項などを事前に定めていない場合、仮に問題が発生してしまった際に、どのような責任の取り方をすれば良いのか、もめてしまう可能性があります。

たとえば秘密保持契約書には、情報漏洩が発生した場合の損害賠償条項を設定することができ、仮に情報が漏洩した場合に、相手方に補償を求めることができます。

損害賠償条項の設定により、潜在的なリスクを事前に軽減することにもつながる可能性があります。

経営リスクの軽減が期待できる

秘密保持契約書を結ぶことで、会社の経営リスクを軽減できます。

売り手企業はMAを実施するに当たり、多くの買い手企業と関わる可能性があります。MAの有無にも関わらず、競合会社に情報が漏れてしまって、売り手企業のデメリットとなり得る情報を悪用する会社も出てくるかもしれません。

秘密情報の漏洩を防ぐことができれば、事業運営における予期せぬトラブルの回避ができる可能性が高まります。

まとめ

今回は、M&Aにおいて秘密保持契約書(NDA)を締結するメリットについて確認しました。

秘密保持契約書を締結することで、安心してMAを進めていくことにつながります。

また、秘密保持契約を結ぶことにより企業間の情報漏洩リスクを低減し、相互の信頼関係の強化を図れます。

円滑にM&Aを進めるためにも、秘密保持契約書について、専門的な知識をもつ弁護士に相談することを検討してみてください。

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宇田川高史弁護士の写真
弁護士 宇田川 高史[Takafumi Udagawa]
出身大学 慶應義塾大学法学部
保有資格 弁護士・中小企業診断士
得意分野 合併・事業譲渡(M&A)、債権回収、労働事件、債務整理、債権回収、医療過誤事件、労働事件、相続関係事件、離婚事件、不動産関係事件など
所属

埼玉弁護士会

埼玉県中小企業診断協会

埼玉中央青年会議所

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